五大姓■王家分家である向氏、多数の王府高官を輩出した翁氏、馬氏、毛氏池城、毛氏豊見城は特に五大姓(氏)、または五大名門と呼ばれる。
■毛氏池城、毛氏豊見城を合わせて、四大名門とも言う場合もある。
■王族だと「御殿(うどぅん)」、士族だと「殿内(殿内)」がついて呼ばれる。
→「四大名門門中」参照。
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久米三十六姓■1392年、察度王統(中山王国)・初代王・察度の後期に洪武帝より賜った多くの学者や航海士などの職能集団。
■彼らの出身地が?(びん)と呼ばれる地域(現在の福建省あたり)だったことから「?人三十六姓」という事もある。
■彼らの子孫が那覇の久米村に定住し、中国との外交や貿易といった特殊な職能集団だったことから、後に多くの学者や政治家を輩出した。
■蔡鐸の子で三司官に就任した蔡温も久米士族として異例の抜擢を受けた一人。
■しかし、近年の研究で、久米村を形成した中華系の人々は、元は貿易、商売で琉球に来て定住した中国人の子孫ではないかという説が有力になってきている。
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