各地のノロの頂点に立つ神女。
[官職] [制度]
■きこえおおぎみ、きこえのおおきみ、チフィジンと読む。
■琉球神道(りゅうきゅうしんとう)といわれる琉球独自の信仰における「ノロ」と呼ばれる祝女の頂点に立つ最高神女の事。
■
尚真王の時代に中央集権化と共に祭政一致が行われたが、その際、各地にいた神女をまとめるため神女組織が整備され、その階位の頂点として新たにこの役職が設けられた。
■琉球王国で祭祀を執り行う際に使われる御嶽(うたき)の頂点である「
斎場御嶽(せーふぁうたき)」を掌管し、首里城内にあった十御嶽の儀式を司った。