琉球の位階■琉球王国・第二尚氏王統・3代目国王・尚真王の時代にその基本形が確立された。
■1509年、金銀の簪(ジーファー、かんざし)によって貴賤の別を定めた。
■1524年、六色の冠(ハチマチ)によって等級が制定された。
■のち1706年、「琉球国中山王府官制」に九品十八階の位階制度を程順則らが制定。
■1732年、位階昇進の細目を記した「位階定」を蔡温が制定。
■位階制度は上級士族と一般士族に適応されたもので、王族は位階制度の上に位置づけ、平民は位階制度の下に位置づけられている。
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聞得大君■きこえおおぎみ、きこえのおおきみ、チフィジンと読む。
■琉球神道(りゅうきゅうしんとう)といわれる琉球独自の信仰における「ノロ」と呼ばれる祝女の頂点に立つ最高神女の事。
■尚真王の時代に中央集権化と共に祭政一致が行われたが、その際、各地にいた神女をまとめるため神女組織が整備され、その階位の頂点として新たにこの役職が設けられた。
■琉球王国で祭祀を執り行う際に使われる御嶽(うたき)の頂点である「斎場御嶽(せーふぁうたき)」を掌管し、首里城内にあった十御嶽の儀式を司った。
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