野国総管■野国総管と聞くとサツマイモを琉球に持ち帰った者として有名な人物名だと思われがちだが、北谷間切野国村の進貢船乗組員の総管という役職名称の事。
■該当する総管職の人物は、野国村の百姓であった「与那覇 松」ではないかとされている。
■後に野国総管が中国から持ち返ったサツマイモの話を儀間真常が聞き、栽培法などを習い、全島に広めていった。
■野国総管がサツマイモを持ち帰り、儀間真常が普及させ、農民などの餓死が軽減されたことから、蔡温を含めた3人が奥武山の世持神社にまつられている。
■「野國總管まつり」…毎年秋に嘉手納町で催されるお祭り。
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官選知事■選挙による知事選出法以前の国や省庁により任命された知事の事。
■1868年(明治元年)政体書により知府事、知県事が設置され、1871年7月の廃藩置県を経て、第二次世界大戦後「地方自治法」が施行される1947年まで続いた制度で、内務省の地方行政部門の官僚が各地の知事として就任した。
■1871年(廃藩置県)~1886年の間は地方長官を除き、県令という呼称で呼ばれた。
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